2014と2015に動き出した2つが、奥沢で17日間並ぶ
奥沢5丁目の生活雑貨店の店先に、6月5日からメキシコ生まれのカラフルなバッグが並び始めた。 6月21日までの17日間。Letra と BASIC AND ACCENT 自由が丘、それぞれの10年余りの時間を歩いてきた2つが、ここで重なる。
奥沢5丁目の店先に並んだカラフル
6月5日、奥沢5丁目の生活雑貨店 BASIC AND ACCENT 自由が丘の店先に、メキシコ生まれのバッグが並び始めました。「Letra (レトラ)」のポップアップで、約18型・約130点。6月21日までの17日間、11時から20時までです。
価格は6,050円から。クロシェ・ドール 1,650円、プードル・チャーム 1,760円も一緒に並んでいます。アソート商品は職人が配色を決める一点物です。
12年と11年の同期
Letra がブランドとしてデビューしたのは2014年。BASIC AND ACCENT 自由が丘がこの街にオープンしたのは2015年3月10日。ほぼ同じ時期に動き始めた2つが、それぞれ12年と11年を経たいま、同じ店先で17日間を共にしています。
別々の人が、別々の場所で、別々の動機で始めたものが、10年余りを経て同じ場所で出会う。並べてみると、組み合わせの背景が浮かび上がります。
数字でも見ておきます。Letra のメルカドバッグの年間輸入数は、2015年の1,200個から2024年には35,000個へ。9年間で約30倍。これだけの伸びがある商品が、街の店先に並んでいます。
オアハカの市場から、奥沢の店先へ
メルカドバッグの「メルカド」はスペイン語で「市場」を意味します。メキシコ・オアハカ州の市場で使われてきた万能バッグがルーツです。
いまの形が定着したのは1980年代。それまでパームで編んでいたかご職人が、リサイクルプラスチックコードを採用したことで耐久性が上がりました。素材が変わったことで、軽くて長持ちするバッグになっています。100%ハンドメード、いまも主にオアハカ州で作られています。
Letra を立ち上げた SOLA OF TOKYO 代表の北嶋正則氏は、2000年代後半にメキシコへ年に数回通っていました。現地でこのバッグに出会ったときの言葉が、インタビュー記事に残っています。
オアハカの街並みのようにカラフルなメルカドバッグ。見たときに『これはいい!』と思った
日本のライフスタイルに合わせてカラーやデザインを調整し、プラスチックコード素材で軽量化を進めた。それが、いま奥沢の店先に並んでいる18型の姿になっています。
17日間、ここで重なる
主催側のコメントとして、報道では次のように伝えられています。「普段店頭では扱っていないサイズやデザインのバッグが並ぶ。アソートは一点物となるので、お気に入りを見つけてほしい」。
2014年に動き始めたブランドと、2015年にこの街で動き始めた店。それぞれの時間が10年余りずつ流れて、6月5日から6月21日までの17日間、奥沢5丁目で重なっています。
17日後、Letra のバッグはまた別の場所へ移っていきます。BASIC AND ACCENT 自由が丘は、いつもの棚に戻ります。重なるのはこの17日間だけです。