立夏のおわり、小満まで四日 — 5月17日、街は次の節気へ
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イベント 自由が丘 読 2分

立夏のおわり、小満まで四日 — 5月17日、街は次の節気へ

立夏は5月5日3時40分に始まった。あと四日、5月21日9時37分で暦は小満に入る。週中盤の水曜には日中19℃まで気温が落ち、木曜の朝には雨が混じる。夏の二歩目は、雨の音から始まる。

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二週間で、節気を一つ越えた

5月3日の日曜特集『穀雨の終わり、立夏まで二日』から、二週間。あの日からこの街は、節気を一つ越えた。

立夏が始まったのは5月5日の3時40分。太陽黄経45度。暦の上で夏に入った瞬間は、ほとんどの人が眠っている時刻に静かに通過していった。それから12日。今日5月17日は、立夏が終わるまでの最後の数日のうちの一日になる。

小満まで四日、9時37分の交代

次の節気、小満の始まりは5月21日の9時37分。太陽黄経が60度に達する瞬間だ。木曜の朝、ちょうど通勤の人々が街を歩いている時間に、暦は静かに切り替わる。

小満は二十四節気の8番目。「万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来るころ」を指し、暦便覧には「万物盈満すれば草木枝葉繁る」とある。立夏が夏に入る宣言なら、小満は夏が形になる頃合いを示す。

同じ日の朝、七十二候も切り替わる。小満初候は蚕起食桑 — かいこおきてくわをはむ、5月21日から25日まで。蚕が桑の葉を食べ始める頃、という意味の候だ。自由が丘で蚕を見かけることはない。けれど緑道の桑にマルベリーが色づき始めていれば、それが暦の言う「食桑」の、街なりの代役になる。

水曜の19℃、木曜の雨

ここから一週間の予報を並べてみる。

日付日中天気降水確率
5月18日 (月)28℃17℃晴れ時々くもり10%
5月19日 (火)27℃18℃くもり40%
5月20日 (水)19℃16℃くもり40%
5月21日 (木)24℃15℃くもり朝一時雨70%
5月22日 (金)24℃16℃くもり50%

月曜の28℃から水曜の19℃へ、9度の落差。小満の初日となる木曜の朝には、降水確率70%の雨が混じる。立夏の終わりに向けて街は一度温度を落とし、小満の始まりは雨の音で開く。暦と空が、ここまで律儀に呼応する週は珍しい。

街の現在進行形

節気の話だけだと、街は止まって見えてしまう。今日この瞬間、自由が丘で動いているものを並べておく。

駅前のギャラリー「DIGINNER GALLERY」では、フランス人画家アレクサンドラ・デュプレさんの日本初個展『Les mains interieures|内なる手』が開催中。会期は5月31日まで。立夏の前に始まり、小満の終わりまで続く展示。一つの節気をまたぎ、もう一つの節気の半ばに届く会期だ。

駒沢オリンピック公園の中央広場では、5月16日と17日の二日間、「The 乾麺グランプリ 2026 in Tokyo」が開かれている。乾麺アレンジ36メニューが集まるフードイベント。立夏の最後の週末を、麺の湯気で締める二日間。

5月18日以降、自由が丘商店街振興組合の公式イベントカレンダーに掲載されている公開イベントは、現時点でない。Sweets Festa は5月4日と5日で終わった。立夏の前半は街全体が賑わい、後半は静かな期間に入っている。

立夏12日目 — そして5月21日、9時37分へ

立夏が始まって12日。今日5月17日は、夏の暦の二週目の終わりにあたる。あと四日で立夏は閉じ、暦は小満に交代する。

二十四節気は、太陽が黄経で15度進むごとに切り替わる暦の刻みだ。立夏(黄経45度)から小満(黄経60度)までの15度を、16日かけて歩いてきた。今日はその12日目、残り四日。

小満の始まる瞬間、9時37分。木曜の朝、通勤の人々がちょうど駅を抜けて街へ散っていく時間。雨の中、誰も気づかないまま、暦は次のページをめくる。

夏の二歩目は、雨の音で始まる。