0年目から76年目まで — 7月の街に並んだ6つの節目
今日7月9日、FLIPPER'Sがブランド誕生10周年を迎えました。過去30日間に街で報じた節目の店を並べ直したら、0年目から76年目までの6層が、同じ7月の中に並んでいたんです。
今日、街に「10年目」が生まれた
今日、7月9日。スフレパンケーキのFLIPPER’Sが、ブランド誕生からちょうど10年を迎えました。起点は2016年7月9日、下北沢に開いた1号店。自由が丘店はその2か月後、2016年9月16日にオープンした2号店です。今日の10周年は、正確には「街に10年前からある店」ではなく、「街に9年10か月前からある店が、ブランドとして10年目に入る日」という区切りです。
記念のいちごのブリュレパンケーキ(1,980円、税抜)は、下北沢・自由が丘・吉祥寺の3店で7月9日から8月末まで販売。フレーバー総選挙の1位に選ばれたのが、いちごでした。
この10周年をきっかけに、過去30日間で街から書き留めてきた「節目の店」を並べ直したところ、7月という1か月の中に、0年目から76年目までの6つの層が同居していました。
6つの節目、年数順に並べる
| 年数 | 店 | 節目の日 | 場所 |
|---|---|---|---|
| 0年目 | フレボタ (FRECKLE donuts + belly button GELATO) | 7月17日 open | 自由が丘 2-15-4 |
| 10年目 | FLIPPER’S | 7月9日 ブランド10周年 | 自由が丘 1-8-7 (自由が丘店は2号店) |
| 25年目 | nana’s green tea | 7月7日 記念商品発売 | 自由が丘 1-14-16 |
| 63年目 | patisserie ロワール | 7月の夏の贈り物 | 奥沢 2丁目 |
| 70年目 | 味の一番 | 創業70年 | 自由が丘 1-28-8 (自由が丘デパート 2F) |
| 76年目 | ほさかや | 7月26日 土用の丑 | 自由が丘 1-11-5 |
年数を等間隔で見ない方がいい並びです。0-10-25-63-70-76は対数的な間隔で、街の記憶の層が厚みを持って積み重なっている構造を示しています。手前に「これから」があり、10年・25年で「若い定番」があり、60年台・70年台で「街と一緒に育った店」が並ぶ。
25年目と76年目のあいだ
この6層の中に、街を語る時に必ず持ち出される「新しさ」と「古さ」の両方が同居しています。
25年目のnana’s green teaは、2001年に自由が丘で生まれた抹茶カフェ。7月7日から、京都・宇治の山政小山園の抹茶「四方の薫」を使ったオリジナルパッケージの販売を数量限定で始めています。プレミアム抹茶パフェ1,780円、冷やし抹茶ぜんざい1,280円 (ともに税込)。25年前、この街で「抹茶とカフェ」を組み合わせた1店目として始まった店が、発祥の街で京都の名門と組み、25年目を刻んでいます。
一方、76年目のほさかや。駅北口から徒歩1分の路地で、1950年から炭火を焚き続けている店です。今年の土用の丑の日は7月26日、日曜。二の丑はないので、街の「うなぎの日」は1日だけ。うな丼1,500円前後、うな重2,900〜3,500円、串焼き300〜400円。1950年に炭火を入れた時、街にはまだFLIPPER’Sもnana’sもフレボタもありませんでした。
25年目と76年目のあいだには、63年目のロワール (奥沢2丁目) がいます。約60年、同じ配合で作り続けられているブランデーケーキ。アルコールを含むため常温で2か月もつ、7月の街の夏の贈り物です。
17日で3つの節目が動く
締めに、これから17日のカレンダーを置いておきます。
- 今日 (7月9日): FLIPPER’Sブランド10周年。いちごのブリュレパンケーキ販売開始 (自由が丘店は今日も1-8-7で営業)
- 8日後 (7月17日): フレボタ open。JIYUGAOKA de aone 1Fで、フレンチクルーラーとジェラートが同時デビュー
- 17日後 (7月26日): 土用の丑。ほさかやが76年目の炭火を焚く日曜
今日から17日で、街の年輪の「今日生まれる層」「これから生まれる層」「一番深い層」が順番に前に出てきます。7月というひと月をこう区切ると、街には「常に新しい表面」と「常に長い底」があり、その2つが同じ地図の上に重なっている構造が見えます。
10年目、25年目、63年目、70年目、76年目 — そして、まだ0年目にもなっていない店。数字を並べ直すと、駅前から奥沢へ歩く道の順番も、少し違って見えてきます。