6/15〜6/21、開いた扉4・休んでいる扉1 — 千吉は7/2に再開
6月15日から21日までの7日間、自由が丘では4つの新しい扉が開き、1つの扉が静かに休んでいた。梅雨入りから2週目に入った街の出入りを、ratio 4:1という形で読み解く。
7日間で4つ開いて、1つ休んだ
数えてみたら、6月15日から21日までの7日間に、自由が丘で4つの新しい扉が開いていた。同じ週、1つの扉が静かに休みに入っていた。出した形を分数で書くと、4:1。週単位で街の動きを ratio に落とすと、80%が「開く」側に寄った週、ということになります。
夏至 (6/21) を週末に挟み、梅雨入り (6/8) からは14日目に当たる週。雨が降ったり止んだりする時期に、街は思ったより動いていた。
| 日付 | 動き | 場所 |
|---|---|---|
| 6/15 (月) | クロッチ販売開始 | 自由が丘2-15-4 (駅正面口徒歩2分) |
| 6/17 (水) | Re:Route CAFE オープン | 駅徒歩2分の地階 |
| 6/18 (木) | I’m donut?/dacō/Neo Nice Burger 同時グランドオープン | 自由が丘1-4-10 (すずかけ通り) |
| 6/19 (金) | ベルアメール 大人のかき氷 開始 | 岡ビル1F |
| 6/10〜7/1 | 千吉 自由が丘店 改装休業 | 自由が丘2-12-21 (駅正面口徒歩約2分) |
開いた側の4つ
6/15 月曜、クロッチ
週の頭、月曜日に動いたのが駅正面口の RISTRETTO & CROISSANT LABORATORIO だった。韓国発のスイーツ「クロッチ」(クロワッサンと餅を掛け合わせた菓子) の販売が始まった。ショコラと抹茶の2種類。同じ日から平日限定の「コーヒー・ティーフリー」も走り出している。新業態というより、既存店の中に新しい棚が一つ増えた、という形の動き。
6/17 水曜、Re:Route CAFE
中2日空けて、水曜日には駅から徒歩2分の地階に「Re:Route CAFE」が開いた。日本茶を飲む、食べる、体験する、の三方軸を掲げる体験型カフェ。「お茶のオールスター」は1日20食限定。地階という立地の選択が、この週で唯一の「下に降りる扉」になっています。
6/18 木曜、すずかけ通りの3ブランド複合店
翌日の木曜日、すずかけ通りに3つの看板が同時に上がった。I’m donut?、dacō、Neo Nice Burger。自由が丘1-4-10、1階と地下1階を使う複合店。dacō ブレンドコーヒー (中深煎り) は東京エリア初登場。私の見立てでは、この日が今週の重心です。1つの住所に3つの厨房が入ったということは、ratio の分子に4ではなく「4と3分の2」を加算してもいい話 — と書きかけて、やめました。扉の数で数えれば、これは1。それでも面白いのは、ここからで、店舗限定メニューが5つ用意されていること。エンジェルクリーム3種、ナポリ卵サンド、ナポリ タンドリー照り焼きサンド、夏野菜のラタトゥイユチーズバーガー。1日で5つの新メニューがすずかけ通りに着地した日、と読み替えることもできます。
6/19 金曜、ベルアメールのかき氷
週の終わりに近づいた金曜日、岡ビル1階のカフェ ベルアメール自由が丘で、夏のデセール仕立てのかき氷2種 (ベリーフロマージュ、ショコラアールグレイ、各1,980円) が出始めた。ショコラ専門店が併設するカフェが、季節限定のメニューを店頭に上げた格好。「開店」ではなく「席に夏が座った」タイプの動き、と読めます。
休んでいる1つの扉
千吉 自由が丘店。駅正面口から徒歩約2分、自由が丘2-12-21。カレーうどん専門店として通常は11:00-23:00で営業している店ですが、6月10日から改装工事に入り、7月1日まで休業、7月2日 (木) に営業再開予定と公式に告知されています。今週の7日間 (6/15-6/21) は、ちょうどこの休業期間の真ん中に当たります。
休業の3週間は、この街の建物が呼吸を整える時間にも見えます。新しい扉が4つ開く同じ週に、1つの扉が改修のため一旦閉じる。両方とも街の出入りの一部、と並べて読むと、自由が丘という ratio の構成がもう少し立体的になります。
ratio 4:1 が意味すること
4 ÷ (4+1) = 0.80。今週の「開く」側の割合は80%、ということになります。
言い換えると、5つの動きのうち4つが「足し算」、1つが「一時引き算」だった週。梅雨期の街は、雨に押されて止まっている、というイメージを持つ人もいると思うんですが、この7日間の数字を見る限り、街は止まっていません。むしろ、月曜・水曜・木曜・金曜と等間隔に動きが置かれていて、週の中で休んだ日のほうが少ない。
7月2日に千吉が営業を再開すると、この街区の ratio は一時的に5:0へ戻る予感がします。もちろん、その間に別のどこかが改装に入ったり、新しい扉が開いたりするはずなので、5:0という瞬間を捉えられるかは分からない。それでも、6月第3週の4:1が、夏に向かう街の助走の形だったことは、もう数字に残っています。
街の体感に戻す
数字を並べ終わったあと、もう一度街を歩いてみると、駅正面口・すずかけ通り・岡ビルの3方向が、それぞれ別の動きで動いていたことが見えてきます。同じ7日間の中で、別々の通りに別々の扉が開いている。1つの中心が引っ張っているのではなく、複数の地点が並走している週。
7月2日。千吉の扉がまた開く日に、この街の数え方はもう一度更新されます。