煙が戻った美観街 — 阿波乃里、再起の1年
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飲食 美観街 読 2分

煙が戻った美観街 — 阿波乃里、再起の1年

2024年10月25日、美観街から煙が消えた。半世紀以上続いた焼鳥酒場「阿波乃里」が突然閉店したのだ。それから約6か月。2025年4月17日、煙はまた路地に戻った。

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煙が消えた日

美観街の路地に、空白が生まれた日を覚えている人は多い。

2024年10月25日、焼鳥酒場「阿波乃里」が突然閉店した。半世紀以上にわたって地元に愛されてきた店だ。告知もなく煙が消えた路地を、地元のメディアは「悲報」という言葉で伝えた。

約6か月の空白

冬が過ぎ、桜が散った頃、店は戻ってきた。2025年4月17日、「阿波乃里」がリニューアルオープンする、と地元メディアは「帰ってくる」という言葉で伝えた。

閉店から約6か月。路地の空白が、半年だけのものになった。

阿波尾鶏の炙りたたき

再開後の名物が「阿波尾鶏の炙りたたき」(1,098円) だ。

酒場ライター塩見なゆ氏が2026年5月に再訪し、この店を「煙に巻かれる美観街の焼鳥屋」と記事に書いた。タイトルに名物の名前がそのまま入るほど、この一皿が店の軸になっている。

半世紀以上にわたる焼鳥酒場の時間の中で、この炙りたたきは再開後の顔として再び差し出されている。

また路地に煙がある

夕刻の美観街を歩くと、焼鳥の匂いが路地に流れている。

突然消え、そして戻ってきた。店主と常連客の間に積み上がった往来の時間が、ここに再びある。酒場ライターが約1年後に再訪し、その場所を確かめた。美観街の煙が、また路地にある。