映画館のない街が、11月に映画祭を始める
映画館のない街が、映画祭を始める。11月13日から3日間、自由が丘映画祭が初開催。審査委員長は『ファイナルファンタジー』作曲家・植松伸夫氏、中央会場は9月に開く自由が丘ミューズスクエア。
映画館のない街に、映画祭
映画館のない街が、映画祭を始める。 公式名は「自由が丘映画祭」、英語表記は Jiyugaoka Film Festival、略して JFF。 2026年11月13日(金)から15日(日)までの3日間、駅周辺エリアで初めて開かれる。 コンセプトは「映画館のない街に新たな映画文化を生み出す」。 スクリーンを持たない街が、3日間だけスクリーンの街になる。
中央会場は、9月に開く「あの場所」
中央会場は、自由が丘ミューズスクエア。 9月にグランドオープンを予定している、駅前の新しい商業施設。 今年4月、商業施設名が決まり、テナント59店の名前が発表された、あの場所だ。
時系列にして並べると、こうなる。
- 4月: 商業施設名「自由が丘ミューズスクエア」決定、テナント59店発表
- 9月: グランドオープン予定
- 11月: 開業から2ヶ月、最初の大きな催しが映画祭
商業施設として開いた2ヶ月後に、文化的な催しが乗る。 4月の段階では「商業施設」だった輪郭が、9月、11月と進むにつれて、少しだけ別の意味を帯び始める。 「住みたい街1位→圏外」と言われた自由が丘が駅前ビルに「意地」を込めた、と4月にPRESIDENT Onlineに記したのは岩崎剛幸氏。 そのビルが開業した2ヶ月後にどう動くか — 最初の答えのひとつが、映画祭という形で出てきた。
3部門、各賞、審査体制
コンペティション部門は3つに分かれている。
- 長編部門 (60分以上)
- 短編部門 (30分未満)
- 自由が丘こども映画祭部門 (15分未満、子ども向け作品対象)
実写・アニメーション・ドキュメンタリー・実験映像など、形式やジャンルは問わない。 応募要項には「いま、この映画でしか語れないもの」を持つ作品を募集する、と記されている。
各部門の最優秀賞には金一封とトロフィー。 新人賞として「あおぞら賞」が別に用意されていて、初監督または2作目までの監督作品が対象になる。 自由が丘を舞台にした作品への特別賞もある。 応募開始は2026年6月15日から。
審査体制が、少し変わっている。 一次・二次審査を担うのは、実行委員会選抜の有志審査員と「街の人々」。 最終審査を行うのは、自由が丘ゆかりの文化人。 そして、その最終審査の委員長を務めるのが、『ファイナルファンタジー』シリーズの作曲家として知られる植松伸夫氏。
植松氏は、こうコメントを寄せている。
どんな作品に出会えるのか今から楽しみにしております。
街の人が一次・二次でふるい、ゆかりの文化人が最終で選ぶ。 住む人と関わる人の両方が、選ぶ側に立つ構成だ。
9月、11月
主催は、自由が丘映画祭実行委員会とピークサイク。 問い合わせは公式サイトから。 6月15日には電ファミニコゲーマーと映画ナタリーが同日報道、地域メディアの index にもすでに記事が並び始めている。
9月、ミューズスクエアが開く。 11月、その同じ場所が映画祭の中央会場になる。 4月に名前とテナントが決まった商業施設が、半年で「商業施設」として開き、その2ヶ月後に「映画文化のスタート地点」を兼ねる。
11月13日。 あの駅前で、映画館のない街の3日間が始まる。 そのとき、どんな顔をしているか、見に行こうと思う。