9月17日、駅前が変わる — ミューズスクエア開業日決定、明治屋・ハンズが同日入る
自由が丘駅北口の「JIYUGAOKA MUSE SQUARE」の開業日が9月17日 (木) に決まった。明治屋・SHARE LOUNGE/STARBUCKS・ハンズがそろって同日に入る。奇しくも自由が丘駅誕生から約100年の節目にあたる。
9月17日、木曜日
日付が出た。2026年9月17日 (木)。
駅北口・一丁目29番地区で組み上がってきたあの複合施設 —「JIYUGAOKA MUSE SQUARE (自由が丘ミューズスクエア)」の開業日が、この日に確定した。同日、明治屋自由が丘ストアーが自由が丘に初出店する。CCCが展開する「SHARE LOUNGE 自由が丘 / STARBUCKS」も同時開業。そしてハンズ自由が丘店が入る。ハンズにとっては、2013年11月の前身店舗閉店以来の自由が丘再進出になる。
3社が同じ木曜日にそろって扉を開く。街の朝の景色が、その日から変わる。
100年の節目に重なる日
もうひとつ、この日付には別の重みがある。自由が丘駅の誕生から約100年の節目にあたるということ。
再開発組合理事長の岡田和也さんは、経済メディアの取材にこう語っている。「近年、建物の老朽化や地域間競争に対する強い危機感があり、現状の商業の量や規模では『街が相対的に沈没してしまうのではないか』との懸念が生じていた」。本事業は、街の衰退への危機感を乗り越え、自由が丘駅誕生から約100年を迎えるタイミングで街の魅力を再構築するリーディングプロジェクトと位置づけられている。
100年という時間軸を、開業日そのものに重ねてきた。日付の選び方に、この事業の意図がにじむ。
建物の輪郭と、アンカーテナント3社の言葉
規模を並べておく。地上15階・地下3階、高さ約60メートル。商業施設は地上1〜5階と地下1階に配置され、店舗面積は約11,000㎡。テナントは約60店舗。敷地面積は約5,000㎡。
名前の由来は、駅前広場に立つ女神像「あをそら」。「MUSE (女神)」を冠した。施設内には貫通通路も整備される。施設を突き抜けて歩ける動線が新しく生まれる。回遊性という言葉が公式リリースで繰り返されている。
3社の並びには、それぞれの思いが乗っている。
明治屋の磯野太一郎社長は公式リリースで「(アンカーテナントとして) ソムリエやチーズプロフェッショナルによるホスピタリティにフォーカスする」と述べている。単なるスーパーではなく、専門性のある食のカウンターとして自由が丘に置く、という位置づけになる。
CCCの鈴木真吾執行役員はこう語っている。「お客様自身が景色になる場所」「自由が丘にこの形の空間を待望する声が内外で強かった」。
ハンズはハンズで、2013年に一度自由が丘から撤退した経緯を持つ。13年ぶりの再進出という重みがある。
既存店の新装、こどもフロア、開業後の予定
アンカーだけではない。自由が丘モンブラン、そば処 自由が丘 薮伊豆、自由が丘一誠堂といった街の既存店が、新装して入る。街のなじみが、新しい建物のなかで再び店を構える形。
5階の「こどもでぱーと 自由が丘」は、ヒューリック運営の子育て世代向け複合施設。教育・育児に特化したフロアが、施設のなかに一区画組み込まれる。
開業後の予定も、公式リリースにはすでに書き込まれている。夏の盆踊り協賛、開業セレモニー、秋の女神まつり、クリスマスイベント。5月の「自由が丘スイーツフェスタ」との連携も予告されている。開業がゴールではなく、街のイベント暦のなかに施設を組み込んでいく設計になっている。
準備の2ヶ月
7月14日にハンズの日付が公式PDFで出て、同じ日に施設側のリリースも出て、9月17日という日付が街の前に置かれた。開業まで、あと約2ヶ月。
フェンスの向こうで建物はもう組み上がっている。あとはテナント工事が仕上がり、什器が入り、初日を迎える。100年の節目に重ねた日付を、街がどう受け止めるか。
9月17日 (木)。手帳のその日に、印をひとつ。