43年の鮨が消えた住所に、新しい鮨が灯る — 鮨喜へい、緑が丘グリーンロード
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飲食 緑が丘 2-16-18 芝原ビル 1 階 読 2分

43年の鮨が消えた住所に、新しい鮨が灯る — 鮨喜へい、緑が丘グリーンロード

緑が丘 2-16-18、芝原ビル 1 階。2 月 28 日、43 年続いた「すしの浜長」が幕を下ろした同じ住所に、3 か月後の 5 月 24 日、新しい鮨屋「鮨喜へい」の暖簾が掛かった。 グリーンロード沿い、自由が丘駅北口から徒歩 4 分。同じ間口で、灯が戻る。

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同じ住所、違う鮨

緑が丘 2-16-18 芝原ビル 1 階。自由が丘駅北口を出て、グリーンロードを緑が丘方向に 4 分。

ここに 43 年、「すしの浜長」があった。1983 年、昭和 58 年の創業。今年 2 月 28 日土曜日、その歴史に幕が下りた。そして約 3 か月後の 5 月 24 日、同じ間口に新しい鮨屋の暖簾が掛かった。店の名前は「鮨喜へい」。読み方は、すしきへい。

浜長の 43 年、うにめしの記憶

グリーンロードの、少し奥まった町寿司。ビブグルマンの常連だった。名物はうにめし。ウニ、イカ、イクラ、カニ。海の幸が一椀に重なる一品だった。

緑が丘方向へ向かうこの道筋に、町寿司の灯を 43 年守ってきた店。閉店の告知が出たのは今年 2 月。「自由が丘で鮨を食べるならここ」と決めていた常連が、しばらく行き場をなくした 2 月末だった。

鮨喜へい、5 月 24 日に灯る

3 か月の間、間口は静かだった。そして 5 月 24 日、新しい鮨屋が開いた。店主は松下耕平さん。中目黒「鮨 おにかい」の出身で、姉妹店「鮨 つきうだ」では 2 番手を務めていた人だ。中目黒で技を磨いてきた職人が、自由が丘の北口、緑が丘の入口で独立の暖簾を掲げた。

コースは 2 つ。おまかせコースが 11,000 円。後半の会で出るショートコースが 6,000 円で、こちらは追加のアラカルトも頼める。座席はカウンター 8 席と個室。事前に連絡すれば、お子様連れにも対応する。ネタは豊洲から毎日仕入れる旬のもの。

次にこの道を通る時

街は更新される。43 年の鮨が消え、新しい鮨が灯る。同じ住所で。

グリーンロードを歩く人にとって、しばらくは「あ、ここ浜長があった場所だ」と思いながら通る日が続く。そしていつか、「喜へいの前を通った」が先に来るようになる。その切り替わりの瞬間に、今この街は立っている。

豊洲から届いた今日のネタが、カウンター 8 席の前に並ぶ夜が、新しい習慣として積み上がっていく。